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環境によってスタンダードが初めに設定される…と前編最後にお話しいたしましたが、
そのスタンダードとは2つの種類の感情が関連して形成されることなのです。

感情
感情-①
前回のA君の場合、社会的不利な地位、劣勢、生活環境の悪質さ等　己の人生に憎しみを感じる部分。　

感情-②
自分の大切な人の幸福のため、お世話になった方々への恩返し、現在の辛い生活から母親を開放してあげたいという願い。

感情①の憎しみを含んだ感情、大恥をかいた経験、コンプレックス等が自身の精神の闇
の部分のウエイトが大きければ大きいほど同時に発生する②の感情も相乗的に増幅し、
それらが動機となり人は行動を起こすのです。

環境変化による自身のスタンダード設定を変更する方法が一番合理的で、
自分自身の感覚が研ぎ澄まされ敏感になれる。

次回は、スタンダードと成功の因果関係についてお話しいたします。